特別レポート FAN アライアンスの決算カウンセリング
5つの経営指標を見れば、会社の体力がわかる!
どんなに売上が上がろうと、会社が有名になろうと、社長の人間性が素晴らしかろうと、会社にお金がなくなれば"ジ・エンド"だ。
「会社が生き残るための秘訣はあるの?」と聞かれれば「ある」というのが、FANアライアンスメンバー会計事務所の答えだ。
その秘訣は「経営」を理解し、会計に強いプロの会計事務所を味方につけることだ。会計数字は決して難しい学者のためのものではない。あなたの会社の現状を把握する大事な数字なのだ。
本当の自社の姿を知るため決算書は最低4期分必要

決算とは、事業活動の一断面でしかない。それを眺めてもなかなか実際の経営状況は見えてこない。そこでFANアライアンスのメンバー会計事務所では「決算カウンセリング」というコンサルティング手法で会社の現状を把握し、未来のビジョン構築をサポートしている。
皆さんは、自分の会社の決算書をどれくらい把握しているだろうか? 恐らく、申告時期に少々眺める程度で、後は大事に金庫にしまっているなんて方が大半だと思う。
決算書を見るときには、直近のものだけでは意味がない。健康診断書と同じように去年と今年というように、最低でも4期分の決算書を比較する必要があるのだ。それはなぜかというと、4期分の決算書を比較することで本当の会社の姿が見え、将来このようになりたいという会社の未来像が明確に描けるようになるからだ。
勘定科目の整備こそ決算内容の把握に不可欠
ところが、多くの決算書を見てみると、過去と比較しづらいものがたくさんある。勘定科目の設定に問題がある決算書が非常に多いのが現状なのだ。
多くの会計事務所は税務署と同じように中小企業の「損」と「益」、つまり「儲かっているか」「儲かっていないか」しか興味がない。
例えば鉛筆を1本買ったら「消耗品費」になるが、お客様に配ったら「広告宣伝費」にな
る場合がある。しかし、税務署にとっては、経費で落ちていればどの科目だろうと関係ない。多くの会計事務所も同様に、購入した鉛筆が「消耗品費」か「広告宣伝費」かまで吟味していないのが現状だ。
また、1人あたりの売上、利益といった経営数値は非常に大切。しかし、この「1人」の概念を深く考えていない会計事務所が実に多い。
本来ならば、正社員の賃金を「給与」、パート、アルバイトの賃金を「雑給」にすると、財務比率や生産性を把握することができる。しかし、正社員、パートの賃金を一緒くたに「給与」に入れてしまっている決算書が多数あるのが現状なのだ。
FANアライアンスのメンバー会計事務所は、勘定科目の整備こそ決算内容の把握にあたって重要と考え、中小企業経営者に広く呼びかけている。財務コンサルタントの視点で決算書をつくり、中小企業の黒字経営をサポートしている。
なぜなら「未来はこうなりたい」「ああなりたい」というビジョンがあり、それに向かって進もうとするなら、今日の体力を知ることが重要。それにはきちんとした勘定科目の決算書を4期分にわたって比較することが欠かせないからだ。
「ためらい」のハードルが会社の成長を遅らせる
自分の会社に少し問題があっても「面倒くさい」「余計なお金がかかる」「違う税理士に決算書を見せるのが恥ずかしい」などと、何らかの「ためらい」によって、アクションを起こさないケースは非常に多い。しかし、その「ためらい」というハードルこそが、会社の成長を間違いなく遅らせることになるのだ。
中小企業の経営者は「営業のプロ」「商売のプロ」「技術のプロ」ではあっても、決して「会計のプロ」ではない。「生療法はケガのもと」ではないが、わずかな知識で会計を理解することは、最も危険な行為でもある。
そこで、会計上の問題点の解決は「会計のプロ」に頼むのがいちばん。会社を成長発展させたいと思うのなら、会計事務所とのよい関係を構築するしかないのだ。
「決算カウンセリング」の目的は、単に過去と現在を知るためではない。未来を構築するために、何に問題があるのか、何を改善すればよいのかを把握することが真の目的なのだ。
しかし、勘違いしてはいけないのが「会計事務所は専任のコーチではあっても、プレーヤーではない」ということだ。あくまでも会社のプレーヤーは社長であり、社員たちなのだから。
会社の未来を構築するためには、会計事務所との良好な関係とコミュニケーションが必要。
これがなければ正しい未来予測もできず、会社の見通しが立たなくなるのだ。
あなたの会計事務所は経営計画を立てているか
企業経営を行う上で、未来の構築、つまりビジョンを描き、言葉にすることがとても重要になる。
有名なイソップ童話『ウサギとカメ』で、なぜウサギはカメに負けたのだろう?
ウサギが慢心し、カメは前進し続けたから勝ったというのが一般的な理解だが、これを経営の視点から見たらどうだろう。
ウサギとカメの最も大きな違いは、ゴールを、つまり目標を見ていたかがカギになる。
ウサギは競争相手のカメを見て、カメは最後まで目標を見ていたから、惑わされずに歩き続けることができたのだと思う。
皆さんの会社はどうだろう。
社長がいくら「頑張るぞー」と声をからしても、目標が見えない。現状の状況が見えない。将来のビジョンが見えないのでは、。黒字どころが倒産になってもおかしくない。
これを回避するには、プロの会計事務所を選び、「経営計画書」を作成し、毎年決算期に「決算カウンセリング」を受けて、重要なポイントをチェックすることが大切だ。
その際、今の会計事務所で良いのか、本当に再検討していただきたい。
ほとんどの会計事務所は、経理や財務の専門家であっても「経営のサポート」まで行えるところは、非情に少ないということを頭にいれておいてもらいたい。
ちなみにあなたの顧問の会計事務所にこうしたコンサルを頼もうとするときに「決算カウンセリング」や「経営計画のコンサルティング」の指導を行ったことがあるか確認してもらいたい。「つくっていない」といわれたら、その会計事務所に決算診断や経営計画を頼むのは難しいだろう。実際に経営計画を立てていない事務所が、会社の経営計画立案をサポートしても、説得力とリアリティーがないからだ。
経営計画で社長の夢を達成する
また、会計事務所の中には、予算数字をちょこちょこと作って、帳票を持ってきて、「はい、経営計画書ができましたよ」と言ってくるような事務所もあるが、よく考えてもらいたい。そんなものは経営計画書でもないし、未来のビジョン達成のための羅針盤になるはずもない。
経営計画書は、社長自身や社員が一緒になって作らなければ絶対に意味をなさないし、そうしたことを本気になって指導してくれる会計事務所を選んでこそ、社長のビジョンが達成できるのである。
【 5つの経営指標 】
1) 「収益性」→ 総資本経常利益率
効率よく儲けているか?
2) 「資金性」→ 流動比率
返済能力に問題がないか?
3) 「安全性」→ 自己資本比率
潰れないだけの体力があるか?
4) 「安定性」→ 安全余裕率
安定的に儲けているか?
5) 「生産性」→ 労働分配率
人件費負担に問題がないか?
[2007年10月 8日] 特集 決算カウンセリング


