特別レポート FAN アライアンスの決算カウンセリング
計画的な経営の前には決算カウンセリングで改善点のあぶり出しが不可欠!
実際に決算カウンセリングを受けて、経営上の気づきを得た事例をひとつ紹介する。

神奈川県横浜市で木工家具製造業・株式会社ヒラトの代表取締役を務める鈴木将之氏。2年前に実父の先代から社長職のバトンを受けた。満足いく引き継ぎがないまま突然継承したので、鈴木氏は戸惑うばかりだった。
鈴木氏が特にエネルギーを費やしたのは顧問税理士との関係構築だった。当時の顧問税理士は先代から20年前後にわたる付き合い。しかし、試算表は3ヵ月後にひょっこりと。経営に役立てるなんて無理。というより、当時の鈴木氏には試算表を経営に活用する発想がないほど、数字に無関心だった。
「このままではいけない」
「このままではいけない」と感じた鈴木氏は、自社の財務内容の問題点について顧問税理士に相談することを決めた。すると、顧問税理士は「君、複式簿記はわかるのかね?」と一言。
鈴木氏は簿記の知識がない旨を伝えると、さらに顧問税理士は「簿記のわからない人に話しても…」と鈴木氏の相談を拒否した。
こうした事情を経て、鈴木氏は決算カウンセリングを受けることに。診断結果を聞いた瞬間の気持ちについて鈴木氏は「まるで裁判の判決が出たかのよう」と語る。決算の中身について真剣に知りたがっていた思いが、この例えに込められている。
「結果を受け入れたその晩は、ひどく落ち込みました。しかし、前を向いて進んでいこうという気力がわきました。決算内容の具体的な改善点を知ろうと、思
い切ってハードルを飛び越えてよかったです」(鈴木氏)
この件をきっかけに鈴木氏は顧問税理士を替えた。経営を改善する上で税理士のサポートが不可欠と感じたからだ。「税理士の先生には、常にいい刺激を与えてくれることを期待します」と鈴木氏は声を弾ませる。
【 12の定点診断 】
1) 預借率
2) 売掛金回収日数
3) 在庫日数
4) 借入金対売上比率
5) 年間必要売上高
6) 現金預金推移
7) 売上総利益率
8) 1人あたりの月間人件費
9) 人件費1万円あたりの限界利益
10) 役員報酬推移
11) 仮払金推移
12) 貸付金推移
[2007年10月 8日] 特集 決算カウンセリング


