特集 「黒字だから倒産しない」と思い込んでいませんか?
キャッシュリッチになる6つのポイント
手元のキャッシュが潤沢だと、心置きなく商品開発に資金を投入できる。「Wii」「DS」といったヒット商品は、まさにキャッシュリッチのたまものといってもよい。では、キャッシュリッチになるにはどうすればよいのか。6つのポイントがある。

5 : 現金購入をやめてリースにする
オフィスのパソコンや机などの設備機器を現金で購入するのをやめてリースにすることも、キャッシュリッチになるひとつの方法だ。
一括で購入すると、その分現金が減少する。そして、減価償却の対象となると、一度に経費として計上されない。つまり、減少したキャッシュとその年に計上される減価償却費との間に差額が生じてしまうのだ。
リースを組んでリース料を月々の支払いにすれば、現金の負担が分散されるだけでなく、長期的な資金設計ができ、キャッシュフローの円滑化に役立つといえるだろう。
6 : 不良資産を現金化する
不良資産の現金化とは、有効に使われていない固定資産を現金に換えること。「バブル期に買った不動産が値下がりしてしまい、売るに売れない」というケースでも、キャッシュリッチになる観点なら思い切って売却したほうがよい。
バブル期に高値で買った不動産を売却すると確実に損失が発生するが、不動産が再び当時と同じ価格に値上がりする可能性がどれだけあるのだろうか。ならば、損を覚悟で売却したほうが、会社のキャッシュフローは改善に向かう。" 〝負の遺産〟をできるだけ早めになくしたほうが、会社の体力は回復するのだ。
●プロフィール
(株)アックスコンサルティング代表取締役 広瀬 元義
“黒字経営を実現する会計事務所の会”FANアライアンスを主宰。また、中小企業や会計事務所の経営コンサルティング、Webコンサルティング、出版事業等を手掛けている。著書は2007年年間総合19位(「日経ビジネス」調べ)の『イン・ザ・ブラック』(あさ出版)をはじめ、多数執筆。
[2008年3月14日] トップ特集


